前回の記事は芭蕉の伐採までしました。(前回の記事はこちら)
さあ、伐採してきた芭蕉を程よい大きさへと分けていく作業です。
作業に夢中で写真を撮る暇がなかったため先生の工房の写真を拝借。
1.5センチから2センチくらいづつ割いて外側の皮、真ん中の皮、中心に近い皮と3種類に分けながらひたすら割いていく作業をします。
この日は夜までかかってここまで。
早起きも相まってヘトヘトに。沖永良部の黒糖焼酎を飲んでぐっすり。
翌日はこれを木灰汁で煮ていきます。
長谷川さんの工房では昔ながらの方法で薪で炊いております。
途中で上下をひっくり返し均等になるように2〜3時間煮込んで柔らかくします。
この日もここまでが精一杯。
さらに翌日。ウー引きと言われる繊維についている余分なものを削ぎ落として行く作業。
これが大変でやったつもりでも先生のと比べると色がピンクのまま。
そのまま何回もやると糸が切れてしまったりとただひたすら煮込んだ芭と格闘。
乾燥させた糸はチング巻きという方法で糸をまとめて束にし扱いやすい状態にしていきます。
これがまた難しい。上の写真は工房にあったチング巻きされた状態の糸。
今回はここまで。織りまではまだまだ遠い道のりです。
また夏頃に先生の工房へお邪魔していろいろ勉強させていただけたらと思います。