みなさまおがみしょうらー!
日に日に気が滅入りそうな毎日ですが日本中、世界中で力を合わせてこの困難を乗り越えたいものですね。
伝統工芸の世界でも全国的に厳しい状況かと思いますが、少しでも明るい話題になればと弊社の取り組みの一つをご紹介したいと思います。
以前から紬組合青年部会などの活動を通じて後継者育成についていろいろと取り組みをしてまいりましたが、産地全体への浸透はなかなか難しいものがあります。
組合での養成所で技術を習得してもその後食べていくことができない。
潤沢な資金があれば先行投資として若い職人を育てることもできることですが、ほとんどの織元は目の前のことで精いっぱい。
織元として若い職人を確保したいと思っていてもいくつもの壁があります。
県外からも織りをやってみたいという声もあるものの、移住してまでの生活を保障することもできません、、、何とも悔しいものがあります。
そこで、指導料としてお金をいただき職人を養成するという試みを始めました。
実際は無償ででも指導をしたいところですが、指導をするとなるとどうしても指導者の手は取られてしまします。
やってみたい!と思う方にも思いの強さは人によって様々です。
お金を払って自分の時間を割いてまで身に付けたい。そのような思いの強い方には全力で応援させていただいたいと思っております。
もちろん指導する中で織りあげたものは微々たるものですが工賃としてお支払も致します。目標とするレベルまで到達できた暁には(条件はございますが)工場内で社員、パート、あるいは出来高制で自宅で織るなど様々な選択ができる仕組みを作れたらとも。
夢おりの郷では養蚕から製品ができるまでのほとんどの工程を行っているため、織りだけでなく図案、締め、染め、糸加工など様々な勉強もできます。
一度身につけた技術はブランクがあっても、定年もなく続けることができます。今回のコロナウイルス騒動のように外出自粛を要請されても自宅で仕事をすることができます。
4月から数名募集予定でしたが、今回のコロナウイルスの感染拡大を受け先行きが見通せないことから、まずはお一人からスタートいたしました。
今のところ追加募集は様子をみてと思っておりますが、ご興味のある方はご連絡お待ちしております。